医院名 |
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うるおい皮ふ科クリニック |
院長 |
豊田 雅彦 |
住所 |
〒270-2253 千葉県松戸市日暮1丁目16-7 |
診療科目 |
皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科・形成外科・漢方皮膚科
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電話番号 |
047-391-3237 お電話にてお問い合わせください。 |
粉瘤手術の施術動画
粉瘤(ふんりゅう)とは垢や皮脂などの老廃物が何らかの原因で皮膚の内部に蓄積ことによってできる良性の腫瘍で、皮膚良性腫瘍の80%が粉瘤です。はじめは皮膚表面に現れるごく小さなしこりですが、悪化するにしたがって、徐々に大きな袋状へと変化します。身体のどの部位にも形成されることがあり、背中、首、顔面に生じることが多いです。
外傷、ウイルス感染(ヒトパピローマウイルス)、ニキビ痕など、粉瘤が出来る原因が分かることもありますが、原因が不明の場合が多い。何らかの理由により、皮膚の毛穴の一部が内側にめくられて袋状の構造物となり、その中に脱落あるいは分泌された角質や皮脂が溜まることにより形成されると考えられています。
初期の粉瘤は痛み・赤みなど目立った症状がないので、未治療のまま通院されないケースがほとんどです。また初期症状がニキビと似ていることもあり、ニキビと間違われることがありますが、粉瘤は自然治癒することがなく、悪化する変色(黄色、青色、黒色)、痛み、発赤のような症状を伴います。袋を圧迫して中身を出すと特異臭のする粘り気のある膿がでますが、細菌感染を起こす可能がありますので、自身で無理に圧迫して膿を出そうとせず、医療機関に相談してください。
医師が診察を行い、粉瘤であるかどうかを確認します。
患者様に同意していただいたのち、手術を行います。
切除を行う粉瘤にマーキングを行い、局所麻酔を行います。
粉瘤内部にたまった角質・皮脂を取り出します。
取り残しがないことを確認し、手術終了です。
手術後ガーゼ、テープにて患部を保護して治療終了となります。
くりぬき法(へそぬき法)とは、粉瘤(アテローム)の手術方法の1つです。
そもそも粉瘤とは、上述のように、皮膚の中に皮脂や毛、垢の成分が詰まった袋状の腫瘍(良性腫瘍)です。
一般的に粉瘤の除去手術は、皮膚を切開し、その袋状の腫瘍を除去した後、切開した傷口を縫合します。
このような手術は麻酔をかけ時間を要するものが一般的ですが、粉瘤除去の手法としてより時間を要さない方法がくりぬき法です。
くりぬき法は一般的な方法と違い切開をせず、特殊なメスで3~4mmくらいの穴を皮膚に開けて粉瘤を除去します。
穴を開けて粉瘤の周囲を圧迫し、袋状の腫瘍の中身を排出させます。
そうすることで袋状の腫瘍の大きさは小さくなり、3~4mmの小さな穴でも腫瘍を取り出すことが可能です。
なお、どちらの手術も日帰りで行うことができます。
くりぬき法にはメリット・デメリットがあり、一概にどの手術法が優れているということはございません。
当院では医師の診察を行い、患者様としっかり相談したうえで、患者様にあった適切な治療方法を選択していきます。
粉瘤の手術は健康保険が適用されます。
A、個人差はありますが、術後2週間で傷が段階的にふさがっていき、その後数ヶ月かけて落ち着いていくのが一般的です。
A、手術は通常通りの生活を送っていただけますが、手術当日は飲酒を控え、術後1週間は激しい運動や入浴は避けたほうが望ましいです。翌日からシャワーはしていただいて大丈夫です。
A、手術時間は多くの場合30分程度で終了します。